ストーリー
今州瑞獅団の一員。善良で聡明な異種族。勇敢かつ楽天的で、人類に強い興味を持っている。 小柄だが桁違いの体力・腕力があり、自分なりのやり方で「獅子舞」の真髄を貫こうとしている。
測定材料:【周波数スペクトル報告RA1888-G】 年齢・共鳴時間ともに不明だが共鳴歴が長い。寒冷地に長時間活動した経験を持ち、この期間で異能力に目覚めた可能性が高い。 音痕が右上腕にある。共鳴後、身体における物理的な変化はない。 高い身体能力と一定の戦闘経験を持っており、戦闘スキル・機動力がある。しかし共鳴能力の使用に疎く、身体能力だけで戦闘する傾向が強い。 共鳴能力は、感知能力を強化し、自身周囲に視認出来ない「低温領域」を作り出して敵を威圧する。同時に、自身の「意志」を領域内の他人に共有でき、個体の「感情」に影響を与える。 類似する共鳴周波数スペクトルの記録はなく、共鳴源の特定には至っていない。 ラベル曲線に収束がなく、初段の穏やかな上昇を示したため、自然型共鳴者と認定する。 <i>「えっ。つまり、この野獣じみた外見は共鳴能力の仕業じゃないのか!つまり、元々は……」</i>
瑞獅会館の七星先生が凌陽にプレゼントした被り物で、彼が凌陽を認めた印。 ふとした偶然をきっかけとして、瑞獅団の団員になった凌陽。獣の力を活かしながら、観客の皆に勇気と祝福を与える彼の獅子舞は、今州に凌陽という異質な存在を徐々に溶け込ませた。 努力家な凌陽は、小柄ながらも獅子の感情や細かい動きまで丁寧に表現する。 今、今州では誰もが、「獅首」として凌陽のことを知り、そして好んでいる。
「焼く」というのは今州では最もポピュラーな食材の調理法のひとつで、凌陽もそれが大好きなのだが、強火の炭火で焼くと、肉そのものの旨さが時々落ちてしまうことを残念に思っていた。 そのため、凌陽は長い間悩んだ末、ついに独自の「ミディアムレア」の焼き肉を考案した。 それは、今州名物の「今州串焼き」をベースに、「ミディアムレア」まで火を通し、シンプルな混合香辛料で味を引き出すことで、風味を加えた上に、肉本来の味も保ち、香りと食感ともに絶品な串焼きに仕上げた。開発が完成した途端、尋常ではない速さで今州で流行っていった。 どこにでもある食材で、凌陽も肉を「ミディアムレア」で仕上げるコツを隠さずに皆に教えたが、未だに彼の火加減に対する理解を超える人がないゆえ、唯一無二の串焼きとして知られている。 本人曰く、一つ一つの食材を丁寧に扱い、火の温度を心を以て感じることが秘訣であるらしい。
凌陽が瑞獅団と接点を持つ以前にすでに身に付けていた謎の長命鎖。 今州城に付いた後、瑞獅団の団員たちが街という街を回り、何軒もの店を尋ねたが、この鎖についてなんの情報も入手できなかった。ただ一言「見たこともない古い種類だね」と言われたことがある。 獅子舞の激しい動きで壊れることを恐れ、凌陽はこの鎖を取り外して木箱に入れて保管することにした。 しかし、誰の作品であろうとも、どれほど古びても「安全でいてほしい」という願いが込められていることは変わらない…… 少年はこの鎖をあなたに見せたのは、おそらくそういう願いを共有したいと思っているだろう。


