ストーリー
スタートーチ学園プレパラトリー・プログラムの学生。主張の激しい外見通り、溢れんばかりのバイタリティとパワーで満ちている。
『スペーストレック・コレクティブより取得:スタートーチ学園 学生ファイル』 『共鳴能力検査報告書 RA2906-G』 氏名:リンネー 適格者資質の有無:なし 共鳴能力概要:被検者のラベル曲線は規則的に変動しており、顕著な周期性が見られ、検査の結果先天型共鳴者と判定された。音痕は左太ももの裏に位置する。 入学前に提出された個人ファイル及び本人の申告によると、生まれつき光に敏感で、希少かつ複雑なニュアンスカラーを好む傾向がある。「スプレー缶」を用いて局所的に光の波長を操作し、任意の色を「調合」することが可能。検査によると、生成される「塗料」には実体がなく、光学的投影に近い性質を持つ。 また、周囲の光を操作してセンサーを撹乱し、自身を視覚的に、そして周波数の波長的に「透明化」する事例が、一部の学生から報告されている。 <i>「とにかく、能力で授業をサボらせるな」</i> <i>「……それと、昨日のエネルギー学部の壁にあった巨大な猫も彼女の仕業か?」</i>
入学試験に合格して、リンネーはついに本物の入学許可書を手に入れた。これで正式にスタートーチ学園の学生だ。かつては未知への切符だった薄い紙だが、今は意味が違う。いよいよ、望む人生と居場所を自分の意志で選べるようになったのだ。
バイク用の改造パーツや機能モジュールがぎっしり詰まった箱。花火発射モジュールに折りたたみ式ハンググライダー、携帯用ラーメン調理アタッチメントなど……どれかひとつでも見つかれば、S.I.G.M.A.さんが赤信号を激しく点滅させて、猛ダッシュで止めに来るような代物ばかり。 「試しに作ってみただけで、本当にバイクに積んでるわけじゃないからね!」寮に隠されたごちゃごちゃしたパーツについて聞かれるたび、本人は決まってそう言い訳をする。
リンネーに助けられた子が、彼女に贈った入学祝い。 リンネーが一番好きなネオユニオンのロードムービーに出てくる有名なキャラクターらしい。鮮やかな緑色の柔らかい植物の形をした抱き枕。トゲもなければ、砂の中に生えているわけでもない。ただ寮のベッドの上に静かに横たわり、カラフルな夢を見守っている……その独特な表情さえ気にならなければ問題ない。 「ん、この抱き枕?可愛いじゃん!リバイバル上映の限定版なんだよ!」


