ストーリー
国際独立傭兵組織「幽霊猟犬」の団長。冷酷でやられたらやり返す主義。特別な残像を駆使して戦う独自の戦闘技術を持つ。彼を雇うのなら、それなりの覚悟が必要だ。
測定材料:【周波数スペクトル報告RA2300-G】 劣悪な生育環境の中、命が危険に晒された際に自然と異能力に目覚めた。 音痕が額にあり、共鳴後胸部に金色の「コア」が現れる。 同時に身体の一部が残像化し、「茨」の形をした幻影に包まれる。 体内の生体電流が通常より遥かに強く、電・磁共に高精度の感知と操作が可能となる。 現存する資料と照合した結果、共鳴周波数スペクトルと近い共鳴源は発見できず。 ラベル曲線に収束がなく、緩慢上昇を見せたため、自然型共鳴者と認定する。 「ただ一つ、我々の知っている周波数スペクトルと反応が近い物がある。見落とした……いや、想像したくないだけだ」 「それが……残像そのもの」
カカロが子供の頃から所有してきた認識票。錆びて色褪せており、刻まれている猛犬も輪郭がぼやけている。 稚拙な形から、子供が刻んだものと推測される。
カカロにとって、これは命の糧だ。 味はともかく、これがあれば餓死する憂いはない。 空腹は最高の調味料だ。その調味料されあれば、どんなまずいものでも最高のグルメになれる。 五香味、蒸し煮味、麻辣味……選り好みするわけではないが、カカロは瑝瓏産の缶詰は、他の地域より美味しく感じている。
カカロと一緒に数多の修羅場をくぐってきた短刀。 この「牙」があるこそ、カカロは「猛犬」と呼ばれている。 残念ながら、彼の一部となったこの「牙」は…… 知られざる戦闘で折れてしまったのだ。 カカロはあの戦いについてあまり言及したくない。ただ、時に彼が「牙」を優しく撫でる姿は見かける。それは故人を偲ぶのか、それとも自身の過去の思い出に耽るのか。


